【開催報告】Lab2Global 2025.8.22-10.2

京都大学医療機器開発支援拠点(MeBKY)はEVER株式会社と連携して、2025年8月22日から10月2日まで全8回のLab2Globalプログラム(京都から世界へー医療機器スタートアップ経営シミュレーションプログラム)をWhatever SHIMOGAMO EAST で開催しました。本プログラムでは、スタートアップ側参加者 ー医療機器スタートアップの創業を検討しているCxO、臨床医・医療従事者、エンジニア等と、ステークホルダー側参加者 ー弁護士、会計士・税理士、行政書士、銀行、投資家、行政、大学、大学病院に参加いただきました。本プログラムに興味を持たれた方の見学もありました。初回のKickOffはオリエンテーションとメンバーの顔合わせから始まり、本プログラムの各回(6回)はセミナーとシミュレーションゲームで構成され、セミナーではスタートアップ側参加者・ステークホルダー側参加者とも熱心に聞き入り、質問が飛び交いました。シミュレーションゲームではスタートアップチーム内で役割を決め、士業連携、資金調達、契約、臨床開発、決算処理など限られた時間の中、ステークホルダーと連携し、本番さながらにスタートアップ経営に取り組みました。最終回のWrapupでは各6回のゲーム進行(経営)を振り返りました。

スタートアップ側参加者からは

「投資のを受ける時のポイント、資金の使い道を知った」
「ステークホルダと一気に直接繋がることのできる機会がよかった」
「プログラムで得た知見を実際のスタートアップにも活かしたい」
「スタートアップではマルチタスクを並列で進める必要があり優先度を明確にする必要があること、またプロダクト開発や契約締結を進める際薬機法を含めて様々な法律に関する学びが必須であることを学びました」

ステークホルダー側参加者からは

「起業を目指す方々と知り合えたことがよかった」
「士業の方々とのネットワークは現実でも大変有用だと思いました」
「各ステークホルダーの役割を簡易なりにも理解できました」
「創業初期の起業家や経営陣は非常に、忙しく、いろいろな情報にアンテナを張るのに限界があることを知りました」

などの意見をいただき、それぞれの学びを共有いただきました。

Lab2Globalプログラムへの参加によって、医療機器スタートアップに関する知識、シミュレーションでのトライアンドエラー、ネットワーク構築、そしてプログラムで培った知見をリアル社会でのスタートアップ事業展開・支援において再現の可能性を参加者によって実感されたことが確認できました。

2025.8.22 KickOff Orientation & Team Building

京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構医療開発部 永井純正部長の開会の挨拶に始まり、プログラムの全体概要・シミュレーションゲームについての説明がありました。初めましての挨拶が行われていました。

参加者 15名(スタートアップ側:7名 ステークホルダー側:8名)

2025.9.2 セミナー「士業連携とスタートアップの落とし穴」とシミュレーション「創業期」

TMI総合法律事務所・弁護士 小川 聡氏と吉田公認会計士事務所・公認会計士 吉田 由佳 氏によるセミナーと創業期にかかるシミュレーションを行いました。

参加者 18名(スタートアップ側:8名 ステークホルダー側:10名)

2025.9.4 セミナー「薬事未経験者のための薬事・薬機法概論」とシミュレーション「開発早期」

京大病院先端医療研究開発機構・角矢 博保氏によるセミナーと開発早期にかかるシミュレーションを行いました。

参加者 15名(スタートアップ側:8名 ステークホルダー側:7名)

2025.9.9 セミナー「DeepTech経営のリアルと戦略」とシミュレーション「資金調達・規制準備期」

Kiyoizumi Advisory LLC マネージングディレクター・カリフォルニア大学サンディエゴ校日本研究センター・JFIT Executive Manager・エンジェル投資家 清泉 貴志氏によるセミナーと資金調達・規制準備期にかかるシミュレーションを行いました。

参加者 17名(スタートアップ側:9名 ステークホルダー側:8名)

2025.9.11 セミナー「大学知財とスタートアップの交渉実務」とシミュレーション「治験・承認申請期」

京都大学医学研究科 先端医療基盤共同研究講座・特定教授 早乙女 周子氏によるセミナーと治験・承認申請期にかかるシミュレーションを行いました。

参加者 12名(スタートアップ側:5名 ステークホルダー側:7名)

2025.9.18 セミナー「PMDA医療機器承認プロセス概論」とシミュレーション「承認・上市準備期」

京大病院先端医療研究開発機構・准教授、医師・元PMDA医療機器審査部・審査専門員 西野 良氏によるセミナーと資金調達・規制準備期にかかるシミュレーションを行いました。

参加者 11名(スタートアップ側:7名 ステークホルダー側:4名)

2025.9.25 セミナー「米国市場へどう攻める?進出スキームの全体像と初動のポイント」とシミュレーション「上市・拡大戦略期」

TMI総合法律事務所・弁護士 木宮 瑞雄氏によるセミナーと上市・拡大戦略期にかかるシミュレーションを行いました。そして、投資と融資の違いについてのミニセミナーがステークホルダー参加者からお申し出により実現しました。

参加者 14名(スタートアップ側:5名 ステークホルダー側:9名)

2025.10.2 Wrapup & Networking Party

シミュレーションでの最終決算を締めた後、チームでの振り返りと個人での振り返りを行い、京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構医療開発部 永井純正部長の閉会の挨拶でプログラムは終了しました。プログラムを中締めしたのち、ネットワーキングパーティが行われました。

参加者 18名(スタートアップ側:7名 ステークホルダー側:12名)

参加者一覧

職種人数
スタートアップ側CxO5
臨床医・医療従事者4
エンジニア3
ステークホルダー側弁護士3
会計士・税理士3
行政書士1
銀行1
投資家3
行政6
大学1
大学病院4
Observer11